★発達について(2歳頃)
Q 言葉がなかなかでてきません。
A 言葉の発達は個人差がとても大きいものです。子供が指差しや喃語で何かを伝えようとしているときににママやパパが寄り添い「~が欲しいのね」など代弁してあげるとよいでしょう。単語が出ている、こちらの指示を理解している、目を合わせたり、後ろからの呼びかけに反応があるなら様子を見ていきましょう。子供が自分の体を使って(見て・聞いて・触って)ものと名前を一致させていくことが大切です。

Q トイレットトレーニングはいつからしたらいいですか?
A まずはじめに、子供にとってストレスのない時期を選びましょう。卒乳、保育園の入園、次の赤ちゃんの誕生などはストレスとなるのでできれば避けます。
☆おしっこ、ウンチをしようとするときに表情やしぐさ、言葉でわかる。
☆日中少なくとも2~3時間おしっこをしていない
☆トイレやおまるを自分から使いたいという
☆濡れたオムツを不快に感じるようになり、替えてほしそうにする
などがみられるようになったら、少しづつ始めてみるとよいでしょう。

★イヤイヤ期の困った行動どうすればいい?
Q いやいやばかりで、何が嫌なのかわかりません。
A 自分の子供とはいえ完全には気持ちがわからなくて当たり前です。イヤイヤ期の子どもにとっては、今の状態を言語化してもらうことに意味があります。ただ泣いているだけの時でも「嫌だったね」「くやしかったね」程度の言葉に置き換えてもらえると気持ちをおさめやすくなります。

Q 何を言っても「いや」なので何も進まずイライラします。
A 予定通りに進まないのを前提に、今日できなくてもいいや、というような余裕を持ったスケジュールをたてましょう。別のことを持ち掛けてみたり、少し時間をおいてみるとうまくいくこともあります。イライラするときは、自分の気分転換になることをしてください。親の力が抜けると、子供も気持ちを切り替えやすくなります。

Q 要望が通らないと噛みつく、たたくので困っています。
A 言葉で表現できない頃は、興奮して暴力的な行動で表現することもよくありますがだんだんおさまっていくことが多いです。手足をばたつかせたり噛みつくときは、おくるみのようにバスタオルなどを使ってすっぽりと体を包んで抱きかかえるようにして気持ちを静める手伝いをしてあげましょう。

Q いらいらして子供に手が上がりそうになります。
A お母さんの体の調子、気持ちの調子はどうですか。心のゆとりを持てるように、周囲の助けを借りたり、公的なサービスを利用したりしてお母さんの心と体を休ませましょう。また、自分の気持ちを家族や友人にはなしたり、子育てについての悩みを共感できる仲間を作ることも大切です。