妊娠をすると、赤ちゃんのからだや血液をつくるために、鉄の多い食品や良質なたんぱく質が必要になります。また出産時の異常出血等の予防のため、また産後の体力回復や母乳分泌のためにもしっかりと摂取しましょう。
鉄を多く含む食品は赤身肉、カツオ、レバー、あさり、ほうれん草、小松菜、大豆製品などです。また鉄の吸収率は野菜や柑橘類などの果物に含まれるビタミンCと一緒にとると高まります。
ただし鉄欠乏性貧血の予防は鉄だけでなく、たんぱく質やビタミンCなど、その他の栄養素も関わってきます。朝・昼・夕の3食とも、主食・主菜・副菜の揃ったバランスのよい食事を心がけましょう。